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犬や猫のミネラル不足って? 症状と改善策

犬や猫のミネラル不足って? 症状と改善策

5大栄養素とは、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルのことです。
犬や猫が健康を保つために必要な栄養素です。

犬や猫のミネラル不足って? 症状と改善策

中でもタンパク質・脂質・炭水化物は、エネルギー源や体を作るもとになる栄養素で、3大栄養素と呼ばれています。
一方でビタミンとミネラルは、3大栄養素と比べて必要量は微量です。
でも体調を整える働きがあり、欠かせない栄養素!
特にミネラルは体の中で作ることができないので、食べ物からとる必要があります。

ここでは、必要なミネラルの種類と不足したときの症状をご紹介します。
ミネラルが多く含まれる食品も一緒にご紹介しますので、改善策の参考にしてみてください。

体の中に多く存在する、主要ミネラル

カルシウム

カルシウムは骨や歯をつくるもととなるミネラルです。
体内のカルシウムの99%は骨と歯に、残りの1%は血液や筋肉などに含まれます。
食べ物から吸収したカルシウムは、骨に蓄積されます。
血中のカルシウムは、止血や筋肉の収縮など生命活動を維持する働きがあります。
カルシウムが不足すると、骨折や筋肉のけいれんを引き起こしてしまうことも。

牛乳やチーズなどの乳製品、小魚に多く含まれます。
でも、犬や猫は乳製品に含まれる乳糖をうまく分解できず、下痢をしてしまうことも。
乳製品で補給するなら、犬猫用の乳製品をあげましょう。

リン

リンはカルシウムと共に骨や歯を作る働きがあります。
リンには、エネルギーの産生や細胞膜の成分となる働きも。
不足した場合は、疲労を感じたり反射力が低下したりします。

魚類や牛乳、大豆、肉類に多く含まれます。
魚類や肉類は火を通してあげると安全ですよ。

カルシウムとリンは結合して歯や骨を作ります
体内のカルシウム:リンの比率は、1.2~1.5:1が適量。
リンを過剰摂取してしまうと、骨の形成異常を引き起こしてしまうことも。
カルシウムとリンのバランスが大切です。

カリウム

カリウムは細胞内外の水分バランスを保つ役割を果たしています。
血圧を調整したりして、心臓や神経、筋肉の働きを常に良い状態に維持しているんです。
カリウムが不足すると、発育が遅れたり脱水症状が表れたりします。
心臓発作や脳卒中をおこしてしまう危険も。 

海藻類や鰹節に多く含まれます。

ナトリウム

ナトリウムには、心臓や筋肉の働きを調節する働きがあります。
不足すると、食欲の低下や皮膚の乾燥、脱毛といった症状が表れます。

ナトリウムを多く含む食品といえば、やっぱり食塩ですよね。

カリウムとナトリウムは、セットになって体内の水分量を調節しています
ナトリウムを摂りすぎると、からだは濃度を一定にしようとして水分をため込んでしまう。
ため込まれた水分を除いて元通りにするのがカリウムです。
ナトリウムを摂りすぎると血圧が上がってしまうことも。
カリウムは血圧を下げる働きをして血圧を調整する働きもしているんです。

マグネシウム

マグネシウムもカルシウムやリンと同様に骨や歯を作るミネラルです。
エネルギー産生や神経機能の調整などの働きも。
体内の様々な代謝を助ける働きをしています。
マグネシウムが不足すると、発育が遅れたり麻痺が表れたりします。

こんぶやひじきなどの海藻類、大豆製品に多く含まれます。
でも、大豆製品は食べ過ぎると消化不良に。
大豆製品をあげるなら、少量にしましょう。
加工しているおからや豆腐は大丈夫です。

体の中に少量存在する、微量ミネラル

鉄分

鉄は赤血球を作るのに必要なミネラルです。
赤血球の中のヘモグロビンの成分で、体中に酸素を運ぶ役割を果たしています。
鉄分不足の代表的な症状が、貧血。
貧血になると、免疫力が低下したり、体重が減少したりします。
皮膚の色や毛並みが悪くなることも。

鉄分は、海藻類や貝類に多く含まれます。
貝類をあげるときは、火を通してあげると安心ですよ。

亜鉛

亜鉛にはタンパク質を合成したり、傷の回復を助けたりする働きがあります。
亜鉛が不足すると、けがの回復の遅れや、アレルギー反応などの症状を起こすことがあります。
猫の場合は、おう吐や結膜炎の症状が表れることも。

ゴマやレバーに多く含まれます。
レバーはビタミンも豊富で、摂りすぎると骨の炎症や変形の原因に。
週に1~2回おやつに与えるくらいなら大丈夫です。

銅にはコラーゲンや毛の色素であるメラニンを合成する働きがあります。
銅には、鉄分から赤血球が作られるのを助ける役割も。
なので、銅が不足すると赤血球を作ることができず貧血を起こしてしまいます。

特に、ゴマやレバーに多く含まれます。

マンガン

マンガンは発育を助ける役割をしています。
なので、不足すると発育が遅れる原因に。

卵や豆類に多く含まれます。
卵の卵白は下痢や皮膚炎の原因になることもあるので、火を通してあげましょう

ヨウ素

ヨウ素は甲状腺ホルモンを作る働きをしています。
不足すると代謝をコントロールすることができなくなります。
最悪死亡してしまうことも。

海藻類に多く含まれます。

セレン

セレンには細胞を守る働きがあり、老化防止の作用があります。
不足すると免疫機能の低下を招いてしまうことも。

特に、魚介類などの海産物に多く含まれます。

ミネラルはバランスが大切

ミネラルは不足すると様々な病気を招いてしまいます。
サプリメントでミネラル補給するのも方法の1つです。
でも、ただ多く与えればいいというわけではありません。
過剰摂取が病気の原因となってしまうことも

ミネラルはバランスが大切です。

栄養のバランスのとれた食事で、ワンちゃんやネコちゃんの健康を保ってあげてください。

インタビュー

埼玉県でヨーキーと海ちゃん(10さい)、チワワの空ちゃん(3さい)と暮らすりくさんにインタビューしました。

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