ザ・ドッグデイズ

水分摂取はやっぱり重要。犬と猫の自宅でできる尿検査

犬や猫は言葉を話せないため、さまざまな情報から健康状態を推し量る必要があります。

例えば、被毛。
健康な犬や猫は、被毛に艶がありふさふさしていてとても美しいものです。
ところが、どこか体調が悪いと被毛がしなっとなっていたり、細く痩せてしまったりパサついていたり……。

そして、老廃物として排出される「尿」も、体の中で起こっていることを詳細に伝えてくれるバロメーターのひとつ。
今回は犬や猫の尿から病気を発見する「尿検査」についてご紹介します。

尿からわかる猫の健康

猫がかかりやすい病気のひとつに「腎不全」があります。
日頃あまり水分をとらない猫は腎臓が悪くなりやすいため注意が必要です。

そして、腎臓に負担がかかっていないか確認する手段に猫の尿の色や量をみる、という方法があります。
尿の色が濃く、量が少ない場合は水分が足りておらず、体内で尿が濃縮されて腎臓に負担がかかってしまっている証拠。

水を目立つところに置くようにしたり、古い水を嫌がる猫も多いためこまめに取り換えるなど、水を飲ませる工夫が必要です。

自宅でできる猫の尿検査

尿検査というと、コップのようなものに尿を採取して検査機関に送るとても手間のかかるもの、というのは昔の話で、最近では自宅で簡単に尿検査ができる「尿検査キット」が販売されています。

この尿検査キットでできるのは、簡易的な「尿の色から病気を推測する」という検査。

使い方は、専用のシートを猫トイレにセットして、そのシート上に猫がおしっこをすれば採尿は完了。
尿の色がビールのような黄金色であれば健康、淡い黄色は慢性腎不全、淡い赤色は膀胱炎、赤色は腎結石、尿道結石、膀胱結石といった病気の疑いがあると考えられます。

自宅でできる尿検査でわかるのはこの程度ですが、専門の動物病院では尿の比重や糖の量、ケトン体の量なども測定できるため、糖尿病、腎不全などの病気の疑いまで検査することができます。

スマホアプリを使った犬の尿検査キット

腎臓疾患が多い猫だけでなく、犬の尿検査キットも登場しています。
Petnostics(ペトノスティックス)」は、リトマス試験紙の働きをもつ専用のカップ容器に犬の尿を入れ、色が変わったところで専用のスマートフォンアプリで写真を取ると、どんな病気の疑いがあるか知らせてくれるというもの。

この「Petnostics」を使えば糖尿病、尿路感染症、膀胱結石、脱水、細菌感染、肝疾患、ケトン尿、貧血、タンパク尿など、かなり広い範囲の検査ができるとのことです。

もちろん、動物病院での尿検査であればより精密な成分分析も可能です。

自宅でできる尿検査キットの欠点

自宅での尿検査は手軽な反面、尿の純度がやや低いという欠点もあります。
より純度の高い尿を採取しようと思うと、専門の獣医師にカルーテルなどを使って膀胱から直接採尿してもらう必要があります。

やや手間は掛かってしまいますが1,500円程度の費用でできるため、心配な場合は受診されることをおすすめします。

日頃の観察がなによりの検査!

検査キットよりも手軽なのは、日頃から犬や猫の尿をよく観察すること。
トイレシートや猫砂を純白のものにして、毎日の尿の状態をチェックすることでちょっとした色や量の変化にも気づきやすくなります。

そして当然、自宅での検診の過信は禁物です。
専門機関での検査には及ばないことを理解し、定期的な検診を心がけることでより正確な愛犬や愛猫の状態の把握に努めましょう。

インタビュー

埼玉県でヨーキーと海ちゃん(10さい)、チワワの空ちゃん(3さい)と暮らすりくさんにインタビューしました。

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