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ミネラルウォーターのさまざまな分類とその条件

ミネラルウォーターのさまざまな分類とその条件

「ミネラルウォーター」と一口に言っても、さまざまな種類のものがあることをご存知でしょうか?
ここではそんな「水の分類」や「商業的な水の呼ばれ方」についてご紹介していきます。

食品衛生法上のミネラルウォーター

食品衛生法では「ミネラルウォーター」は「水のみを原料とする清涼飲料水」全般のこと。
製造基準としては成分規格と原水の基準等製造基準が定められており、

  • 殺菌、または除菌を行い基準をクリアしたもの
  • 殺菌、または除菌を行わずとも基準をクリアしているもの

があり、後者については「殺菌も除菌も行っていない」と明示するようになっているそうです。

農林水産省の定めるミネラルウォーター

農林水産省が定める「ミネラルウォーターの品質表示ガイドライン」では下記のように分類されているそうです。

ナチュラルウォーター

特定の水源から採水した地下水をろ過、沈殿、除菌、加熱殺菌以内の処理だけで検査基準をクリアした水。

ナチュラルミネラルウォーター

「ナチュラルウォーター」の中でミネラルを含むもの。

ミネラルウォーター

「ナチュラルミネラルウォーター」をもとにオゾン殺菌、紫外線殺菌、ミネラル分調整、複数の水のブレンドなどを経て検査基準をクリアした水。

ボトルドウォーター(飲用水)

「ボトルに詰めた飲用水」全般。
地下水以外を水源とするものや、処理によって人工的に飲めるようにされた水を指すことが多い。

品質でいえば、

  1. ナチュラルミネラルウォーター
  2. ナチュラルウォーター
  3. ミネラルウォーター
  4. ボトルドウォーター

という風に紹介されているケースが多いようです。
ただし、犬や猫など哺乳類のペットや人、特に赤ちゃんの場合、ミネラルは内臓の負担になりやすいため不要。
そういった意味で分類するなら、「ナチュラルミネラルウォーター」は避け、その他は「硬度を確認の上」ということになるでしょうか。

忘れてはいけない身近な水

法的な分類などはないものの、日頃生活していて耳にする水の分類。
今さら、と思われるかもしれませんが、いざどんなものか説明しようと思うとなかなかしっかりと把握できていないものも多いと思います。
確認の意味も込めて、簡単にご紹介いたします。

水道水

説明不要の水道水。
塩素消毒をはじめとするさまざまな工程を経て安心・安全を再優先に調整された水。

残留塩素や発がん性物質「トリハロメタン」などの不安材料はありますが、日本の水道水は世界的にみても高水準と言われており、こと人間に対しての信頼性はかなりのもの。

ただし、ペットたちに向けて調整されてはいないため、身体も小さく、人以上に飲水の影響を受けやすいペットたちにとっては不明瞭。
地域や季節により硬度にばらつきがある点も、軟水を好むペットたちにとってはマイナスです。

犬の飲み水に水道水?」でより詳細にご紹介しております。

RO水

逆浸透膜(Reverse Osmosis)と呼ばれる0.0001ミクロンのフィルターによって不純物をろ過して抽出された水のこと。
原水に水道水を使っていることが多く、ミネラルウォーターなどの地下水原水のものと違いミネラルの少ないものが多いようです。
また、製法の手軽さから低価格のものが多いのも特徴。

そういった意味ではまさにペット向け、とも考えたのですが、ひとつ問題がありました。
主観を含むものとなってしまい恐縮なのですが、何社かのRO水を飲み比べたところ、「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」などと比べ「味」の落ちる印象があります。

そういったことから、当サイトでは味にも注目した上で「ミネラルの少ない軟水の天然水」をおすすめしています。

硬度を要チェック! 商業的分類の水

食品衛生法やミネラルウォーター品質表示ガイドラインの分類は法的に避けられないものなので一般的に販売されているミネラルウォーターはすべてどれかに分類されているはずですが、こと「商業的」な意味合いではさらに細かく分類されています。

海洋深層水

海洋学ではより重要な意味合いで使われる言葉のようですが、一般的に耳にするのは商業上の「深度200メートル以下の深海で採水された表層とは違った特徴を持つ海水」のことだそうです。
市販の海洋深層水をみると中硬水~硬水と硬度の高いものが多く、「ミネラルを豊富に含む」ことを売りにしているケースが多いためペットには不向きといえるでしょう。

アルカリイオン水

「アルカリ性電解水」の通称で、食塩などの電解質を加えた上で電気分解させ、陰極側の水を集めたものだそうです。
「胃酸過多や便秘などに効果がある」「胃に優しい」というような売り文句が添えられていることが多いようです。

水素水

いま話題の水素水。
文字通り「水素(分子)」を溶かした水ということで、「H5O」などの表記で販売されているものも。
エイジングケアなどの美容効果や健康効果を謳っているものも多いものの、医学的な根拠がないとして否定的な人も多いようです。

科学的な水

なんと分類したものかわかりませんが、「健康に良い水」として紹介されるケースも多いため、下記もご紹介しておきます。

純水(超純水)

不純物をほとんど、もしくはまったく含まない純度の高い水
また、「蒸留水」というのも「蒸留」という手法で水から「純水」だけを取り出したものです。

当然、残留塩素やミネラルも含んでいないため「もっとも健康に良い」「老廃物を吸着し、排出してくれる」といった声も。
ペットに純水を与えている」という人や「自分が日常的に飲んでいる」という人もいる一方で「体内の有機物を根絶やしにした上、間違いなく下痢になる」という人もいるようです。

難しい話になってしまうため明言は避けますが、完全なる無味無臭のためペットたちは見向きもしないケースが多く、人にとっても(好意的に言って)味気ないものであるのは間違いありません。
また、あまりに純度が高いため、ペットたちが一度口をつけてしまうと急速に傷んでしまうこともあり、当サイトではあまりおすすめしていません。

これらの中には「エセ科学」などと揶揄されるものも多く、そして「エセ科学」であることを証明する難しさも手伝って、いまだ謎に包まれたままとなっているものもあります。
すべてが嘘とは言えませんが、それはもちろんすべてが本当とも言えないということ。

家族であるペットを守るためにも、しっかりとした知識をもって選んであげてくださいね。

インタビュー

埼玉県でヨーキーと海ちゃん(10さい)、チワワの空ちゃん(3さい)と暮らすりくさんにインタビューしました。

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